Kyouichi Katayama (Writing)

Little is known about Kyouichi Katayama, a figure with a modest footprint in Writing. Stay tuned for updates as more details become available.

作品 (さくひん, sakuhin)

世界の中心で、愛をさけぶ
8.2

世界の中心で、愛をさけぶ

結婚を控えていた朔太郎は、婚約者・律子の突然の失踪に困惑する。律子の行き先が四国と知り、彼女を追って四国へ向かう朔太郎。しかし、そこは朔太郎の故郷であり、彼の初恋の相手にして最愛の人・アキとの思い出が眠る場所でもあった。朔太郎は次第に初恋時代の思い出の中に迷い込んでいく――。高校2年の朔太郎は、アキとの甘く淡い恋に浸っていた。ウォークマンでの声の交換日記や無人島への一泊旅行…。ところが、約束されていたと思われた2人の明るい未来は、アキが不治の病であることが発覚し一転してしまう。

リリース日:2004-07-02

部署:Writing

職業:Novel

エピソード数:12

投票数:13

7.3

世界の中心で、愛をさけぶ

婚約者である律子が、引っ越しの荷物の中から偶然見つけた1の古いカセットテープを持って、突然失踪した。彼女の行き先が自分の故郷・四国の木庭子町であることを知った朔太郎は、彼女の後を追って故郷へと向かうが、そこで彼は高校時代のある記憶を辿り始める。それは、初恋の人・亜紀と育んだ淡い恋の想い出。しかし、その亜紀はやがて白血病で倒れ、辛い闘病生活を強いられてしまう。そして、次第に弱っていく彼女を見て、自分の無力さを嘆くしかない朔太郎は、彼女の憧れの地であるオーストラリアへの旅行を決行するのだが、折からの台風に足止めをくらいふたりの願いは叶わず、空港で倒れた亜紀は、その後、還らぬ人となるのだった……。そんなふたりの関係に、実は律子が関わっていた。入院中、朔太郎と亜紀はカセットテープによる交換日記のやり取りをしていたのだが、その受け渡しを手伝っていたのが、亜紀と同じ病院に母親が入院していたまだ小学生の律子で、彼女の失踪もそれを自身で確かめる為だったのである。果たして、亜紀の死やテープを届けていた相手が現在の恋人である朔太郎であったことを知った律子は、自らも事故に遭ったせいで渡せなかった“最後のテープ”を迎えに来た朔太郎に渡す。それから数日後、約束の地・オーストラリアへと向かった朔太郎と律子は、最後のテープに録音されていた亜紀の遺志を叶えるべく、彼女の遺灰を風に飛ばした。

リリース日:2004-05-08

部署:Writing

職業:Novel

投票数:49

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