綾瀬はるかさんが演じる今作の主人公は、国内トップクラスの大手法律事務所で働く剣持麗子。容姿端麗でスタイル抜群。派手な高級スーツを身にまとい、ヒールをカツカツと鳴らしながら風を切って我が道を突き進む敏腕弁護士です。麗子は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきました。クライアントのためなら、どんなあくどい手を使ってでも“勝ち”にこだわる彼女。誰もが認める超優秀な弁護士ではあるものの、勝ちにこだわるあまり内外に敵も多いのですが、そんな外野には目もくれないし、忖度(そんたく)もしません。麗子はいつも自分の心に正直なだけで、「お金が欲しい」という誰もが持つ感情が人一倍強いだけだと豪語します。彼女を表現するとすれば、猪突猛進、勇猛果敢、そして“一触即発のジャックナイフ”。そんな忖度しない物言う弁護士が、ひょんなことからある大事件に巻き込まれていくのです。 ある日、とあるクライアントから上長宛に麗子を恐喝罪で訴えると連絡があり、麗子はボーナスカットを言い渡されます。その処遇に麗子は憤慨し、「こんな事務所、やめてやる!」と啖呵を切って飛び出し、しばしの間休職することに。時間ができたので手当たり次第知り合いにメールを送りまくりますが、返信があったのはただ一人、元彼の森川栄治(もりかわ・えいじ)だけ。しかし、そこのメールに書かれていたのは、「森川栄治は永眠しました」という驚がくの訃報でした。メールの差出人は篠田という謎の人物で、全く面識がないはずですが「久しぶりだね」と電話があって……。さらに驚くべきことに、栄治には巨額の遺産があり、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していたのです。元彼が死んだ事実より、巨額の遺産に心が揺れ動いた麗子は、篠田を“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てるのですが……。
「元彼の遺言状」(2022)は、フジテレビが制作した日本のテレビドラマで、恋愛と謎解きが交差するストーリーが特徴です。このドラマは、主人公の女性が元彼から突然届いた遺言状をきっかけに、彼の死の真相を探る旅に出るという展開から始まります。遺言状に記された謎を解き明かす過程で、彼女は過去の恋愛関係を振り返り、成長していく姿が描かれています。 ドラマの魅力は、緻密に練られたプロットと、登場人物たちの人間関係の深掘りにあります。特に、主人公と元彼の関係性や、彼を取り巻く人々の秘密が徐々に明らかになることで、視聴者は物語に引き込まれます。また、各エピソードごとに新たな手がかりが提示され、それが最終的な結末へとつながる巧妙な構成も評価されています。 キャストも見どころの一つで、主演の女優が感情の起伏をリアルに表現し、視聴者の共感を呼びます。さらに、サポート役の俳優たちも個性的な演技で物語を盛り上げ、ドラマ全体の質を高めています。映像美や音楽も秀逸で、ドラマの雰囲気を盛り上げる重要な要素となっています。 「元彼の遺言状」は、恋愛ドラマとしてだけでなく、サスペンスやミステリーの要素も兼ね備えた作品として、幅広い視聴者から支持を受けました。遺言状の謎を追う中で描かれる人間ドラマは、視聴者に深い感動と考えさせる機会を提供し、2022年の日本のテレビドラマの中でも特に記憶に残る作品となりました。
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年2022
エピソード数11
シーズン数1
エピソードの時間45
ステータスEnded
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ジャンルドラマ謎
製作国Japan