時は1889年。未知なるロマンと冒険があふれた時代。 謎の少女ナディアと発明好きの少年ジャンが冒険へと旅立つ!!
時は、1889年。花の都パリでは、万国博覧会が華やかに開催されていた。世界中の科学や文化の粋が集まったそのイベントに、人々は来たるべき20世紀、科学万能の時代の到来を予感し、夢見ていた…。そんな科学の進歩は地球を急激に狭くしつつあったが、まだまだ未知なるロマンと冒険があふれた時代でもあった。そんな中、世界中の海で謎の巨大生物“海獣”が出没し人々を恐怖に陥れていた。その海獣によって父親が行方不明になってしまった発明好きの少年・ジャンは、万国博覧会の会場で謎の少女・ナディアに出会う。ナディアに一目ぼれしたジャンは、ひょんなことからナディアとともに冒険へと旅立つことに―。彼らを待ちうける運命とはいったい?
「ふしぎの海のナディア」は、1990年にNHKとGAINAXが共同制作した日本のテレビアニメシリーズです。この作品は、フランスの作家ジュール・ベルヌの冒険小説「海底二万里」と「八十日間世界一周」に着想を得ており、蒸気機関や飛行船が活躍する19世紀末の世界を舞台にしています。主人公のナディアは、謎の青い石「ブルーウォーター」を持つ少女で、彼女の冒険と成長を描くストーリーは、視聴者を引き込む魅力にあふれています。 物語は、ナディアがパリの万国博覧会で出会った少年ジャンと共に、悪の組織「ネオ・アトランティス」から逃れる旅を始めるところから展開します。海底都市や空飛ぶ戦艦など、壮大なスケールの設定と、科学と冒険の要素が絶妙に融合した世界観は、視聴者に強烈な印象を与えました。また、キャラクターデザインやメカニックデザインにはGAINAXの独特なセンスが光り、特にロボット「キング」のデザインは、アニメファンの間で今なお高い評価を受けています。 このアニメは、青春と友情、そして人間の尊厳をテーマにしており、ナディアとジャンの関係性や、仲間たちとの絆が深く描かれています。特に、ナディアが自分のアイデンティティと向き合い、成長していく過程は、視聴者に感動を与えました。また、作品内で描かれる戦争や環境問題へのメッセージは、現代社会にも通じる普遍的なテーマとして考えさせられる要素が多く含まれています。 「ふしぎの海のナディア」は、その独特な世界観と深いテーマ性により、アニメファンの間でカルト的な人気を博しました。GAINAXのクリエイティブな力とNHKの制作力が結集したこの作品は、1990年代のアニメシーンに大きな影響を与え、今でも多くのファンに愛され続けています。
ホームページ
年1990
エピソード数39
シーズン数1
エピソードの時間25
ステータスEnded
オンラインで見る
ジャンルアニメーションAction & AdventureSci-Fi & Fantasyドラマファミリー
製作国Japan