16年ぶりに弁護士に復帰することになった蓮見杏子 (はすみきょうこ)。杏子は出産を機に弁護士の仕事を辞め、専業主婦としてエリート検事である夫を支え、子どもを育て、家庭を守ってきた。ところがある日、東京地検特捜部長である夫が汚職の容疑で逮捕される。さらに女性スキャンダルまで明らかになり、“よき妻” として家族に尽くしてきた杏子の人生は一変する。夫のスキャンダルの真相も明らかにならない中、子どもたちを守るために杏子は復職を決意。そして司法修習生時代の同期・多田の助けで、多田が経営する法律事務所に仮採用され、16年ぶりに弁護士として復帰する。しかしスキャンダルの渦中の妻として世間から向けられる好奇の目、さらに、弁護士としての16年のブランクははかり知れず、悪戦苦闘する日々。それでも杏子は強い信念を持ち、“自分をあきらめずに”、自分の弱みも逆手にとって強く生き抜いていく中で、弁護士として、人として成長していく。
「グッドワイフ」(2019)は、TBSが制作した日本のテレビドラマで、米国の同名ドラマを原案にしています。この作品は、政治家の夫がスキャンダルに巻き込まれた後、弁護士としてキャリアを再開する妻の物語を描いています。主演は常盤貴子で、彼女の力強い演技が視聴者に深い印象を与えました。ドラマは、家族の絆やキャリアの再構築、そして法廷での戦いを通じて、主人公の成長と変化をリアルに描き出しています。 このドラマの魅力は、法律ドラマとしての緊張感と、家族ドラマとしての温かさが絶妙に融合している点にあります。常盤貴子演じる主人公が、夫の不倫スキャンダルから立ち直り、弁護士として新たな人生を歩み始める姿は、多くの視聴者に共感を呼びました。また、各エピソードで取り上げられる法的な問題は、視聴者に考えさせる深みを持っています。さらに、共演者たちの演技も光っており、特に夫役の小泉孝太郎の繊細な演技が物語に深みを加えています。 「グッドワイフ」は、社会的なテーマを背景にしながらも、エンターテイメント性を忘れないバランスが絶妙です。女性のキャリアと家庭の両立、男性の不倫問題、そして法制度の問題など、現代社会の様々な課題を巧みに取り入れています。これらのテーマは、視聴者に考えさせるだけでなく、ドラマの進行に緊張感と興奮をもたらします。また、脚本の緻密さと展開の予測不能さが、視聴者を引き込む大きな要因となっています。 全体として、「グッドワイフ」は、常盤貴子の力強い演技と、法廷ドラマとしての緊張感、そして家族ドラマとしての温かさが絶妙に融合した作品です。視聴者は、主人公の成長と変化を通じて、自分自身の人生やキャリアについても考えさせられることでしょう。このドラマは、TBSの制作力とキャストの演技力が光る、見応えのある作品として高く評価されています。
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年2019
エピソード数10
シーズン数1
エピソードの時間
ステータスEnded
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ジャンルファミリードラマ
製作国Japan